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岩崎動物病院は、東京都台東区浅草のフェレット・そのほかのエキゾチックアニマルの診療が可能な動物病院です。

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シマリスの食餌

シマリスは、草食性の強い雑食の動物です。野生下でのシマリスの食事は、主に植物とその種子、昆虫や爬虫類などの小動物です。飼育下では、ハトや小鳥用の配合飼料、リス用またはハムスター用ペレット、野菜、果物などの植物性の食材を中心に、ドッグフード、キャットフード、ゆで卵、小動物用ミルク、ヨーグルト、ピンクマウス、肉類などの動物性の食材をバランス良く与える必要があります。シマリスの栄養要求量については、詳しく解明されていませんので、個体の状態を見ながら食事内容・量を決定していく必要があります。一般的には、主食(配合飼料)約25g程度、副食(野菜や果物など)5g程度を一日に食べます。
また、シマリスは季節繁殖動物であるため、季節変化に伴う食事の好みの変化が認められます。春夏は繁殖のために動物性の食料を好み、秋冬は貯蔵のための種子類を好むことが多いようです。


ハト用および小鳥用配合飼料

ハト用配合飼料には、トウモロコシ、オオムギ、コムギ、コウリャン、麻の実、ソバ、豆類などが配合されています。また、小鳥用配合飼料には、アワ、ヒエ、キビ、カナリアシードなどが配合されています。小鳥用配合飼料を選ぶ際には、殻付きのものを選ぶとむき餌と比べ鮮度を保ちやすく、またビタミンB群も豊富です。ハト用と小鳥用を混合して与えると多くの種類の食材を与えることができます。シマリスが特定の種類の種子だけを選んで食べるようであれば、配合比率を考慮する必要があります。


ペレット

リス用、ハムスター用およびマウス・ラット用のペレットを与えることができます。主食は配合飼料とし、ペレットは補助食として使用すると栄養バランスが良いと考えられています。市販のペレットを使用する場合は、賞味期限、製造年月日、原材料、栄養成分などが明記されているものを選んでください。


野菜、果物

野菜は、コマツナ、チンゲンサイ、キャベツ、ニンジン、サツマイモ、トウモロコシ、カボチャ、トマトなどを与えることができます。 ジャガイモには、芽の部分にソラニンという物質が含まれているため、麻痺や胃腸障害を起こす可能性があります。タマネギ、ナガネギ、ニラ、ニンニクなどには、アリルプロピルジスルフィドという物質が含まれているため、溶血性貧血を起こす可能性があります。これらの野菜は与えない方が良いと考えられます。
果物は、リンゴ、ミカン、ブドウ、ナシ、カキ、サクランボ、ブルーベリーなどを与えることができます。季節の野菜や果物を与えることで食物繊維やビタミン、ミネラルなどを補給することができます。


動物性タンパク質

シマリスは、完全な草食動物ではないため、動物性タンパク質も必要とします。動物性タンパク質は、ドッグフード、キャットフード、フェレットフード、ゆで卵、ピンクマウス、肉類、乳製品などから摂ることができます。
野生下では、昆虫なども食べていると考えられますが、生の昆虫は寄生虫など衛生面を考えると、与える場合は加熱するなど工夫が必要です。また、野外の昆虫は、農薬や殺虫剤などに暴露されている可能性もあるため、注意が必要です。
肉類に関しては、ささみなどの筋肉部分だけでなく、ハツ、レバーなどの内臓部分を加えることで栄養価が高まると考えられます。
乳製品は、ヨーグルト、チーズなどを与えることができますが、糖分や塩分が加えられていないものを選んでください。


野草

セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)、オオバコ(Plantago asiatica)、コハコベ(Stellaria media)、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)などの野草も与えることができます。野草は、採取場所に農薬などが使用されていないかどうかよく確認し、与える前にしっかりと水洗いしてから与えてください。


おやつ、サプリメント

シマリス用のおやつやサプリメントが市販されています。おやつは、シマリスとコミュニケーションをとるためのツールとして有効で、嗜好性も非常に高いのですが、与えすぎは肥満の原因となります。サプリメントに関しては、シマリスの健康維持のため補助的に利用するのであれば与えてもかまいませんが、脂溶性ビタミンやカルシウムなどは過剰症が起こることもあるため、使用方法・量をよく確認して与えてください。


その他

クルミ、ヒマワリの種、ドングリなども与えることができますが、脂肪の含有量が多いため(ヒマワリの種は50%以上が脂肪)、与える量に注意が必要です。


新鮮な水がいつでも飲めるようにしてください。水は、水道水でも問題ありませんが、一度沸騰させて塩素を抜いたものを冷ましてから与えても良いと考えられます。


盲腸便

シマリスは、ウサギやチンチラほどではありませんが、消化しにくい植物を二重消化するため、盲腸便を摂取します。盲腸便とは、食物が盲腸内で発酵したものです。盲腸便には、バクテリア由来のアミノ酸、揮発性脂肪酸、ビタミンB群、ビタミンKが豊富に含まれます。盲腸便を摂取することによって、植物細胞の細胞壁を構成するセルロースを効率的に消化できます。


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